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文章系サークル?「Co mode.」の本拠地 兼中の人の彼是 主にラジオっぽい事をやってみたり 実際は下らない事を徒然と吐き出すだけの戯言
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夏コミ新刊の寄せられました感想を、いまさらですが紹介します。

>表現とかを重視してる作風が見られるイメージ
>重要な部分に対しての拡張が出来ず、燃え尽きている感じが感じられた
>小説としては素敵だけどストーリーとしては物足りない感じ

はい、初っ端からこんな感じのご意見でした。
確かに今回作業時間がちょっと上手く取れずに、当初の構成から縮め過ぎたなーってのは自分の中に少なからずともありました。本当は一日の出来事でなし、徐々に力を失って行く大妖精の様とかありまして、大妖精に自分がポニーテールしてみて思い出させようとするチルノって言う構図もありました。単にポチ(死語?)を出したかっただけなんですけど。
それを無理やり周期的な退行だとしても、長い間時間を取ってしまうのはどうなのかなーと書いてるうちに考えてしまいまして。そんな事がありまして、今の形に落ち着きましたとさ。
退行の際に本来ならば人知れず一日を過ごす、と言うのも妖精達の間のコモンセンスとして存在しているという設定がありましたが、ここも含ませたりすることが一切出来ず、完全に大妖精からの大人視点となっています。
逆にチルノは妖精の中でも結構異質な存在なので、その辺のコモンセンスを知らないなー…ってのがあって、うってつけの理由かな、とも思ったんですけどね。生かしきれてないベクトルでは何も間違っていないので、おっしゃる通りで御座いました、としか。力不足を反省。

>流れを追っていくと、チルノは最初の行動目的があったのにもかかわらず、それを優先せずに大妖精と過ごし話が進んでますが、大妖精の話を聞いているうちに忘れてしまったのか、大人という憧れを体現したいのか。それとも他の可能性なのか。

ここも実は、件の日の夜、霊夢と分かれた後、その妖精達の集いに参加するという打ち切られたシーンが御座いました。
今一つ社交の場に対してのイメージ(妖精達が素足で踊っては居るものの、何処と無く格調高い感じ)が上手くまとまりきれずに、結局ムード重視の、二人きりのかつてのシーンの真逆と言う形で収めてしまいました。
登場人物たちの心情の動く様を、もうちょっと幅広く書ければなーってのは自分でも凄く思うことなんですよね。心情に限らず、動かすのでもいまだに2人までなら良いものの、さらに増える(3人以上)と全く収集が付けられない始末。霊夢のシーンでそれが物凄く顕著に出ていると思います。
なんとかならないのかな、って思っちゃ居ますけどここばかりは暫く悩まないといけない箇所の様です。
やっぱりぼかぁね、膝枕いいと思うんですよ。膝枕。膝枕でそのうちにすーすー寝息立てるとか、起きてる側がぞくぞくするシチュじゃないですか? じゃないですか? 大事な事なので二回言いました。更に起きてる側は寝顔見ながら悦に浸れるとかもうヤバイ。何がやばいって色々ヤバイ。(落ち着け)

>今回の4倍くらいの用量だと話としては丁度いい
>もっと色んな場所に行く話だと楽しかった

全体的な分量についてのお話ですね。
小話としては長くて、普通の話としては短いような非常に中途半端といえば、中途半端のようです。
もう少し単元一つ一つを区切って、話の境目を浮き彫りにした方が良かったとも思えてしまうわけですが…。
個人的にはアレなんですよね、一貫して書いて~の方がやりやすいと言うか。展開の溶接部分を違和感薄く出来るし、編集の手間が少なくて済みます。(物凄く込み入った事情なのでスルーで)
ガキの頃から要約するのって苦手だったんです。いやマジで。

>妖精はふよふよと常日頃飛んでいるもんだと先入観を持っていて、妖精の子供もおねーさんも。を読んで飛ぶ描写がほとんどないことに疑問を持ちました。
>そこで三月精を流し見しまして、こちらも基本徒歩なことから可能性を考えました。

飛んでいないのは理由がありまして、飛ばしても良かったんですが、空って思った以上に何も無いじゃないですか。地面だったら木があったり、岩があったり、川が流れていたりと、風景を表すのに全く困らないんですが、移動の際に何度も出てくる場合だと、その余りにも何も無い、と言う事が書き手にとってネックになるんです。何も無い場合、今度は時間の概念で空気がどうだとか、そう言う話をしていかないといけないので。
空を飛ぶ描写があったとしても、多分話の中で出せるのは一回だけです。最後に金髪の子がしっかり飛んでますよね。あのシーンは地味に好きだったりします。
あれに関しては後日の補完と言う形で書きましたが、必要だったのかと言われると、イエスでありノーでもあります。結局はそれは「まるでそれのように見えた」としか書いていないので、実際のところは限りなくXに近い話だったりするんですよね。
単純に魔理沙を出したかっただけなんじゃないかといわれると、それもイエスでありノーでもあります。だって僕が魔理沙好きなのかどうかは、限りなくXに近いですし。あ、nでも良いですけど。決してツンデレさんとかそう言うのじゃなくてですね?

後歩かせたかった理由は、やっぱり大妖精には飛ぶのは結構辛そうだったからです。体に合わないくらいアンバランスな大きな羽してそうですし。

>種族問わず平等に接する霊夢りっぱ
そうだな

>ちんまい大ちゃんかわいい
そうだな

>金髪の子かわいい
そうだな

 

まあそんな感じで今回はお話の構成やその辺に関する意見をいただけたので、僕の中では凄く収穫があったと思いました。その傍ら、自分もちょっと「ああ、やっちゃったな」って思ってた箇所をピンポイントで射抜かれると、ビクっとして居るのは確かなことです。実際書き上げてからと言うものの、充足感も助けてか、「ああ、やりきってやった」と思っているのもつかの間、一呼吸置いてから見ると粗が出ている事に気がつく、と。
時間で熟成させる習慣をつけないと駄目ですね、ってことでした。一作目なんかはそう言った意味では、かなりの時間を費やした覚えがありますし。アレなんか確か、3ヶ月とか構成も入れたらそれ以上掛けて書いてましたからね。もうちょっと丁寧な仕事が出来るようになりたいです。
その反面、事の成り行きで今回ちょっとした方に自分の本を見て貰ったりしたんですが、嬉しい感想を頂いていたり。その辺は晒すとなると恥ずかしい部分もあるので、伏せますけども。
次回作にも自分らしさ、が生きています様に。感想頂いた方々も有難う御座いました。励みになります。(2011/10/09 東武人)

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無題
by こじろー 2011/10/09(Sun)20:18:09 Edit
やっぱり兄さんは金髪の子が好みなんですね無理しなくていいの
ところでこの文章をあとがきに追記したら前作読んでない人は気になって購入しちゃう!と思ったけど世の中そんなにあまくないしページ数も増えて大変そうね
無題
by shima 2011/10/10(Mon)21:22:30 Edit
>やっぱり兄さんは金髪の子が好みなんですね無理しなくていいの

ちゃちゃちゃちゃうわ! 紅楼夢で魔理沙本とか買わへんわ!

>ところでこの文章をあとがきに追記したら前作読んでない人は気になって購入しちゃう!と思ったけど世の中そんなにあまくないしページ数も増えて大変そうね

元々あとがきはエゴの活躍する場所だと思ってるので、こんな堅い話は似合わないと思います。まじで。
今回も真面目に書いたつもりですが、果たして周りの反応やいかに。

本編よりぎっしりなあとがきとか誰が読みたいんですか。やだー。
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